POV-RayでCG制作してみる
POV-Rayとは
POV-Rayはレイトレーシングによって3次元CGを制作できるソフトウェアです。シーンファイルを記述し、レンダリングすることでシーンの画像を得ることができます。オープンソースであるなどの理由から研究ツールとしてもよく用いられているらしいです。
今回は以下の本を参考にして進めました。
POV-Rayによる3次元CG制作 -モデリングからアニメーションまで-
- 作者: 鈴木広隆,倉田和夫
- 出版社/メーカー: 画像情報教育振興協会
- 発売日: 2016/09/20
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
やってみる
GUI用のソフトもありますが、MacであればHomebrewでインストールできます。これでコマンドライン上でレンダリングを実行することができます。
まずは適当なエディタで、シーンファイルを記述します。シーンファイルは基本的にカメラ・照明・物体の3つで構成されています。
このシーンファイルをレンダリングします。
すると記述したシーンの画像を得ることができます。
今回は球と床だけの簡単なシーンだけでした。繰り返しや条件分岐をすることでいくつかの物体を並べたり、模様や質感を設定することでフォトリアリスティックなCGを制作することができます。
作品
宙に浮いているプリズムに上から光を当ててみました。
while文で作った螺旋階段です。照明を階段の上の方に配置したらなんだか神々しくなりました。
惑星を光沢のある石っぽくしてみました。